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その効果よりもパッケージと商品名がすべての『ガッツの源』

okumura2-1 ご存知の方も多いかと思いますが、雑誌を作る上での編集部の最終作業が校了というものです。文字やデザインの修正など、すべてにおいて最終的な校正をすることなのですが、ビギンの場合は作業量やスケジュールの関係から、月のアタマに、お約束のように徹夜での作業となります。とくに担当ページ数が多い月は、肉体的&精神的にもかなりの醍醐味を味わえます。

 で、今月の校了日は6月2日。ひと晩かけて作業して、終わったやれやれお疲れさん。家に帰ってビール飲んで、おしっこして寝ましょ。と、いつもならなるのですが、何か心にわだかまり……。そう、このブログで6月3日アップ分の担当であることをすっかり忘れていたのでした! このブログの熱心な読者なら「なぜ更新しない?」と思われたかも知れません。誠に申し訳ございません。すべては私の責任です。

 ということで気を取り直し、W杯最終予選を横目で追いながら本編に入らせていただきます。選んだネタはビギン的には変化球の滋養強壮剤。それも本来の目的である、効能面でのアプローチとはかけ離れた選択で、この『ガッツの源』。ボクシングライト級の元世界チャンピオン、ガッツ石松氏を前面に押し出した栄養ドリンクです。

okumura2-2 徹夜明けのダルさを解消すべく、会社近くの薬局で物色中に見つけたのがこのガッツさん。棚に並ぶ他の商品の薬品然としたパッケージとは明らかに纏うオーラが違います。1本で1000円近くと、なかなかのお値段ですが、買わずにはいられない引力を持っています。

 ためらいもなく購入後、パッケージに書いてる発売元の“アイ・ティ・ビ・エス”をネットで検索。するとこれは「オタネニンジンの果実エキスを主原材料に、ガラナエキス、冬虫夏草エキス、カキ肉エキス、サメ軟骨抽出物、クエン酸、リンゴ酸などをバランスよく配合した栄養ドリンク」なのです。まあ、文字面としては効きそうな名称がズラリと並んでいます。

 事実、このオタネニンジン、とあるサイトによると「強壮薬の代表とされるもので精神的にも肉体的にも活力を増強して不老長寿、強精などを目的として利用」されているらしく、薬効的にも「副腎皮質ホルモンの分泌を促進する作用は、ホルモン欠乏症に外部からホルモンを与えるものと違って、体自身がホルモンを作る作用を助ける間接的な作用なだけに、薬としてのもっとも理想的」とのこと。

 が、そんなことよりも気になるのは、何ゆえキャラクターがガッツ氏なのか、発売元の社長と懇意なのか、ガッツ氏はいつもコレを飲んでいるのか、いつから飲んでいるのか、それでいていつもああなのか、などなど湧き上がる疑問の数々。

 さらに前出のサイトによると、オタネニンジンは「血色がよくて元気な人が飲用すると鼻血が出たり、頭痛となったりすることも知られています。つまり、元気な人は飲む必要がない」。あれ、ガッツさんていつもは元気じゃないの?

 次々と膨らむ妄想は、決して徹夜明けのせいだけではないはず。1000円程度の商品でこれほどまでの物語性を帯びているアイテムはまさに稀有。コストパフォーマンス的にもおトクと言えるでしょう。

 インパクトのあるネーミング&パッケージ、そしてそれらに基づく妄想にに酔ってしまい、自分で飲むことはしませんでした。が、編集部に居合わせた風邪気味・ハタが飲んだところ、味的にはいたって普通とのこと。商品区分として は清涼飲料水ではありますが、お疲れの方には、オタネニンジンの効能はもとより、精神的な癒し(笑い?)の効果も込めて、お試しになることをオススメします。

2005年6月 4日 副編集長オクムラ |

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