いいものは何度出してもいい! ってことで締めはオールデン以外にありません

kojima3えー、只今15日の午前2時15分。200号記念の編集部員による“私的傑作モノ”インプレッションも今日で最終日……ってことに今、気がつきました(涙)。あと1回、俺の番があったなんてぇ。明日の会議の準備もあるし、特集のデザインチェックもあるし、次号以降の特集予定にタイアップの構成案等、今日も徹夜かぁ。嗚呼、シャワー浴びてーなぁー。
ブツブツ。

と、いうよりもココにあるものからなにかネタを選ばねば! 手帳でも万年筆でもファイリグケースでもなんでもあるんですけど(って目の前にあるモノ書くなよ)、最後はやはりビギンらしく、オールデンにしてみます(今、履いてるからですけど)。

200号のプレゼント企画でも書いたとおり、どこがいい?と聞かれたら、「オールデンだから」と真顔で答えられるほど、この靴はほかと違う。愛用している人なら「長時間履いても疲れない」「どんなボトムスにも似合ってしまうフォルム」という2点を必ずあげるでしょうが、これ本当。“オールデンはコードバンだからいいんでしょ?”などと分かってないことを言う人もいますから、あえて2月号の「殿堂ブランドの真価」(P151。再読よろしく)ではラストを理解しろ!って紹介しました。その視点でいえば、コヂマはモディファイドラスト好き、ともいえますが。

とはいえ、ビギン歴14年目のコヂマですがオールデンを履きはじめたのはわずか4年前。入社当時の諸先輩方が、必ずチノパンに合わせていた印象が強かったのが敬遠してきた(コヂマはチノが好きじゃないから)理由です。が、パリのアナトミカで、若干ノーズが長いコイツを見かけて気が変わりました。一年で350日はデニムをはいてるコヂマにとって、スーツでもカジュアルでもあわせやすいこのフォルムならいいじゃん!って(とかいいながら同時にVチップも買ったんですけどね。定番好きですから。笑)。

コヂマが編集長になり一年とちょい。毎号のようにオールデンを掲載しています。実は以前、読者には旬な情報を提供するため“一度掲載したものは出さない”“連続して同じブランドを出さない”なんてノリがあったんです。でも、気にいったモノって何個でも欲しくなるように、イイモノは何度出してもいいんじゃない?と勝手に思っています。日本初上陸のブランドや新作であれば、出来はともかく掲載する雑誌も多いですけど、あれ、嫌いなんですよ。掲載するモノを触ったこともないライターが資料を書き写している原稿って、スグにわかりますからね。自分が担当してきた頁には一切ないはずなんですが、ある時期のビギンの反省?も素直に含め、です(笑)。ま、そんなこんなで、いいものはいい!とオールデンを出しちゃうんですけどね。

ちなみに、昨日表紙の撮影を済ませた7月16日発売の9月号は、まさに「いい物は何度出してもいいじゃない!」的な業界人愛用モノ企画。オールデンのシワ入れ講座、コヂマの愛用モノ100選!なんて頁もありますので楽しみにしてください。あ、宣伝でいえば、明日発売の8月号「すぐ効く小物」が先ですね。これは今のスタイルに何をプラスするといいのか?が分かる即戦力企画。編集部員も撮影中に気に入って購入予定者続出!の小物が多数出てます。この時期に丁度よいモノ選びができていますので、欲しいモノが必ず見つかるでしょう。バーゼル&ジュネーブ別冊付録もありますし、ご覧になってみてください。

ということで、200号記念でお送りいたしましたスペシャル?なブログ月間、いかがでしたでしょうか。今後はカタチをかえて、ビギンによるブランド解説企画を始める予定もありますので、ぜひお楽しみに。

2005年6月15日 編集長コヂマ | |

釣りをバカにするな~! 大物のときはいつもこれ、ダイワのソルティガ

kojima2先日、あるマッサージ店(健全な)にて。
「お客さん、カラダ鍛えてますねぇ。ジムとか行ってらっしゃるんですか?」
「や、何もしてないですよ。たまに釣りに行くぐらいで……」
「(長~く感じた約3秒後)ぷっ。冗談でしょ? 釣りなんかじゃなくて、ちゃんとカラダを使いましょうよぉ。ちなみに、ボクは、サーフィンやってるんですけどねぇ……」

あー、でたでた。またでた。世の中でサーファーが一番カッコいいと思ってるやつ。いいじゃん、ほっとけよ! 俺だって海に近いとこで育ってりゃやってたさ(コヂマの生まれた岐阜には海がないんだよぉ~)。そりゃ一般的にサーフィンはカッコよくて、釣りは“おっちゃん”な感じでしょうよ。サーファーのほうがオンナの子も誘いやすいだろーし、しかも水着の、そして手取り足取り……。ん、そ、それ、いいかも……。じゃなくってですね(あー危ねー)、とにかく釣りという言葉だけで、やったこともないのにバカにするやつは絶対に許さん!のです。

ハナシを戻します。確かにコヂマは長良川(ローカルですみません)の辺をチャリンコで学校に通ってましたが、当時は部活&DCブランド(懐)の服を買うためのバイトばかりで、釣りなんぞしてませんでした。じつは、釣りもビギンでの仕事が最初。'96年の7月号で「やるぞ!バスフィッシング」なる小特集があり、そこで釣り童貞を捨てたのです(このころの俺、眼鏡かけてないじゃん……)。で、撮影中に“やらせナシ”で釣れた!のがキッカケ。夜飲んでた時間に仕事して、週に2~3日は平日でも早朝バス釣り!と、覚えたてのサルのような勢いで数ヶ月間、サオを振り続けました(ロッドって書けよ)。次第に、狙いをより高く?とシーバスやシイラ、たまには食えるものをとカツオやカンパチなどからアオリイカ……この9年間でずっぽし奥深くまでハマりました。

その中でも誌面でたまに掲載している(去年ベイクルーズの野田君と行ったの、見た?)GT(ジャイアントトレバリー)は面白すぎる。船まかせ、運まかせのトローリングとは違い、もちろんエサを使うわけでもない。ラインシステム(数十キロに耐えられなくちゃダメ)からルアーの選択(色が合わないだけでも釣れません)など、さまざまな戦略とともに……このあたりはバスの延長上ですが、数十キロの魚を狙って1日に数百回キャスティング&アピールしつづけるため、釣れなくたってカラダがガタガタになるほどハード。きっと、そのあたりをわかってほしいんでしょうね(ってなぜか他人事)。ちなみに先日も石垣島に行ってきたのですが……3日間で、ゼロ。一緒に行ったN氏が5回ヒット&全部バラし(40kgぐらいのGTにブチ切られたりもしてました)という、じつはかなり豪快(というかテク以上にギャンブル性の高い)な遊びです。

で、大物釣りにハメてくれたともいえるのが、ダイワのソルティガ。コイツのよさは(難しいこと書いても伝わらないでしょうから)簡単にいえばタフで使いやすい点。釣具屋に行くことがあったら(普通はないか)大型リールが並んでいるケースの前面がこのシリーズですから、その信頼性の高さが理解できるはずです。昔っからのタックルを使ってるヤツに貸すと、巻きながら必ず驚きますから、やっぱいいんでしょうねぇ。

写真はGTとメバチマグロ。もっとデカイのを釣りたい!って、さらにハマっていくわけですね。ちなみにGTは食いません。が、マグロは釣った後に我が家でマグロ祭りが開催されました。って、ソルティガのハナシはほとんどしてませんが、ソルト(海でのルアーフィッシング)の楽しさ、なんとなーく伝わると嬉しいな、と思います。

2005年6月 1日 編集長コヂマ | |

現役でロンドン、パリと旅してきました50年以上前のグローブ・トロッター

kojima1 えー、200号記念大プレゼント企画の原稿でも書いたとおり(7月号のP.109読んでね)、コヂマはトロッターを14個持っていますが、その中で1番思い入れがあるのがコレ。'97年にドクターマーチンの仕事でロンドンに行った際、カムデンのマーケットで見つけたものです。撮影時に見かけて気になり休憩時間を利用して買いに行ったのですが、正直、トロッターだと気がついたのは日本に帰ってから。色落ちするインディゴのような風合に“デニムとか入れて飾ったらカッコいいかも!!”という気持ちで購入したものでした。で、そのままインテリアにするつもりの衝動買いから、予想どおり?棚の上に載せっぱなしで3年が経ったミレニアムな'00年の1月。靴、鞄特集に合わせてグローブ・トロッターの別注品を作りたい!と、会社を休んで勝手にロンドンへ。その際、折角工場に行くのだからとコイツに荷物を詰め込みました。が……、ヒースロー空港のバゲージクレームで荷物が出てくるのを待っていると、な、なんと持ち手が取れて、無くなっていたのです!! 元々ちぎれそうになっていたのをそのままにしていた自分が悪いとはいえ、これからどーしよーか?と脇に抱えオロオロしていると、相当可愛そうに見えたのでしょう、20代後半のフランス人男性が「俺の彼女がクルマで迎えにくるから、ホテルまで送ってやるよ!」と誘ってくれました。こーゆう状況は素直に受け入れる性格なので、受験英語が実践では役に立たないことを痛感する会話をしながら待つこと30分。やってきたルノーサンクから現れたさらさら金髪ロングヘアのマリアンヌ(仮名)は笑顔から一変……“なんなの、この汚い鞄を持った東洋人は!”と彼に向かって口撃開始……。ですが途中から
「キミの名前はトヨタかい?ホンダかい?それともスズキかい?」
「あ、う、うん……。エッフェル塔は登ってみたいねぇ」
「日本にはキリンがいっぱいいるからキリンビールしか飲まないの?」
「あ、あ、あぁ……。ポンヌフの橋も渡ってみたいねぇ」
と流暢な?会話を交わしながらノッティングヒルまで送ってもらったのがいい思い出です(恥ずかしがれっての)。
で、翌日。工場直行の予定がモロモロ~の諸事情により、なぜかジャスパー・モリソン(インテリアのデザイナーですね)のアトリエに行くことに。ジャスパーはかなり無口な人でしたが、このトロッターのカタチを気に入り、欲しいとまでいわれたりも。折角なので強引に誘い一緒に工場へ。と、話が長くなりましたが、そんなこんなで工場到着。工場長のピーターさんに「持ち手が取れちゃったよぉ!」と伝えたところ、じろじろ見回して「ん、このパーツが使われているのは、50年以上前のモデルだね」と一言! その場で持ち手の修理をしてもらい、パリを経由して成田へと帰ってきました。50年ほど前のものと発覚後、あるお店から30万で売ってくれと言われながらも断り、現在ヴァルカナイズに展示したままになっています。で、何がいいたいかといえば、50年経っても丈夫なんですよね、トロッターって。コイツに大人5人が乗ってみたこともありますが、ビクともしませんでしたし。現在、セレブ御用達スーツケースとなっているトロッターですが、100年を超える歴史はハンドメンドによる、軽くて丈夫な仕上がりがあってこそ。本体についているエンボスのマークは、1890年代の機械によるもの(しかも手動です)だったりして、そんなあたりも含め、好きなんですよね、このブランドは。と、なんだか余談だらけでしたが(笑)、このへんで。

2005年5月13日 編集長コヂマ | |